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代表インタビュー

「オープンイノベーション × グローバル」
で東海エリアからユニコーンを輩出!!
グローバルランチャーズ株式会社
代表取締役GM/公認会計士 岸田高明

プロフィール

岸田 高明(きしだ たかあき) 

グローバルランチャーズ株式会社 代表取締役GM / 公認会計士 

1967年生まれ。広島県出身。1991年公認会計士試験合格後、KPMGセンチュリー監査法人(現あずさ監査法人)勤務。CTCにて東証一部直接上場、リクルート連結決算体制構築プロジェクトを経験後、KPMG、PwC(台湾・中国)にて日系企業の海外進出支援を行う。2012年帰国後は、名古屋と高山にてイスラエル最大の製薬企業で勤務(現武田テバファーマ)。その後、上場バイオベンチャーのCFO等を歴任し、2024年には士業、各分野のプロフェッショナルと連携しグローバルランチャーズ株式会社を設立。スタートアップと中堅中小企業のグローバルイノベーションの推進と、東海エリアからユニコーン企業を輩出することを目指し活動している。10月からはSTATION Aiに入居予定。 

会社紹介HP:https://g-launchers.com/
本日は、『グローバルに挑戦する人と企業の可能性を切り拓く』を理念とする士業ネットワーク、グローバルランチャーズ株式会社 代表取締役GM・岸田 高明(Brian Kishida)さんに、会社にかける想い、これまでのご経験をお話しいただきました。公認会計士として、これまでベンチャー企業からグローバル企業まで多くの企業に関わってきた岸田さんならではの視点で、スタートアップ支援 × オープンイノベーション(協業) × グローバル展開で、東海エリアからスタートアップを打ち上げる(Launch)する仕掛けについて存分に語っていただきました。(取材:岡田元)
Q
岸田さんのグローバルランチャーズにかける想い・目標を教えてください。

私は30年以上にわたり公認会計士として、ベンチャー企業からグローバル企業まで、様々な企業の財務、会計、税務、経営に関する活動について関わってきました。また外部のコンサルタント、内部の社員という双方の立場で、そして国内だけではなく海外というダイバーシティーの環境の中での経験を通じ、通常では得ることができない貴重な経験をすることができました。

これまで自分の「やってみたい」と思った道をひたすら歩んできましたが、2年ほど前からぼんやりと「自分は何者で、好きなことは何で、これから本当にやりたいことは何なんだろう?」と考えるようになりました。

『自分の真の価値は? 自分の人生の目標は?』

それを見つけることはとても大変でした。自分がしてきた仕事は当たり前だと思いやってきただけなので、それにどんな価値があるかはなかなかわからないないものです。

そこで、メンターの力を借りながら自分のキャリアの振り返りと整理を行うことにより、自分の人生の目標、目的を明確にしようと試みました。

過去にタイムスリップしながら、様々なチャレンジをしてきた当時の想い、取り組み、成果を一つ一つ思い出して行く作業を通じて、これまで行ってきたことがいかに貴重で価値があるのかということに気づくことができました。そして、自分の強みを下記の3つに集約することができました。

1 人を巻き込み、才能を見い出し、引き出し、成果を生み出す能力

2 国、人種、環境にかかわらず誰とでも仲良くなれるキャラクターとコミュニケーション能力

3 ポジティブ思考と新しいことに挑むチャレンジ精神

そしてこれまでを振り返ることで「自分は本当にチャレンジすることが好きなんだ‼」と思えるようになりました。(笑)

そうしてたどり着いたのが『挑戦する人と企業の可能性を切り拓く』というグローバルランチャーズの企業理念です。

Q

そうなんですね! そこからどのようにグローバルランチャーズの設立に発展したのでしょうか?

はい、次にこの理念をベースに自分に何ができるのかを考えてみました。

その過程において、

・『財務、会計、税務、経営』に関する経験とノウハウ

・『グローバル』という多くの人が苦手としているが、今からの時代に必要とされている分野

この2つの分野で付加価値が提供できるのではないかという結論に至りました。

グローバルという分野にフォーカスしたのは、ある方から「ブライアンはグローバルしかないでしょ!!」と言われ、そう言われてみればそうか!というのがきっかけで…早く気付けよ!ですよね(笑)

そして、なぜ今「グローバル」なのか。

近年、少子高齢化、経済の長期低迷、円安による物価上昇などにより、私たちは明るい未来を描けなくなっています。他の国々と比較しても仕事に対するやりがいや、生産性も低く、このままでは日本がこれからも世界の中で存在感を出し続けていくことが難しくなりつつあるという危機感を持っています。この危機感を持っているのは私だけではないと思います。

私は、こうした混沌とした時代にこそ、スタートアップが日本の未来を良い方向に変えていくと考えています。マーケット拡大による外貨獲得や雇用創出など経済的なメリットだけでなく、革新的な技術が日本国内から出てくることで、チャレンジがチャレンジを生む好循環が生まれます。さらに、スタートアップ、中堅中小企業(主に製造業など)、大学の研究室という異なるセクターが協業することにより、とんでもなく大きなイノベーションが生まれるとも信じています。

これからのスタートアップは、縮小する国内市場のみで勝負するのではなく、グローバル市場へ積極的に出ていくことが大切です。「日本発スタートアップが、世界というより大きな舞台でチャレンジできる」という世の中にしていきたいと考えており、最終的には『東海地区からユニコーンを輩出する』ことを目標としています。なぜ東海エリアかということは、後ほどお話しさせていただきます。

Q

「グローバルランチャーズ」という社名について教えてください。

私たちは、「世界に挑戦するスタートアップを支援する士業ネットワーク」です。「世界に挑戦するスタートアップのLaunch(打ち上げ)を支援する最強チーム」という意味を込めて、「グローバルランチャーズ」という社名にしました。

元々、この会社の創業を構想している際は、公認会計士である私を含めた士業のネットワークのため、「東海士業ネットワーク」などの案を考えていたのですが、どこかパッとしない名前だと感じていました。スタートアップ支援 × グローバル という私の目指したいことを考えていくうちに、「グローバルランチャーズ」という単語をふと思いつきました。この名前が思いついた瞬間「これだ!」という風に思い、社名にしました。

この社名にしたことで、よくあるスタートアップ支援に留まらず、海外に知見の深いビジネス専門家の方などからも興味を持っていただき、メンバーとして参画していただけるなどのメリットがありました。

メリット
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。テキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキスト...。テキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキスト...。テキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキスト...。
Q
岸田さんはどういったスタートアップを支援していきたいとお考えですか。

私は、スタートアップエコシステムという環境を活用した、「グローバルでのオープンイノベーション」の活性化に注目しています。例えば、「大学発ベンチャー・研究者」が「経験、ノウハウ、実績のある中堅中小企業」と協業することで、新しいイノベーションが生まれると考えます。

大学には研究成果や最新の情報が、スタートアップにはバイタリティ、アイデアのある優秀な人たちが、製造業の企業には長年培われた生産能力・商品化ノウハウがそれぞれあります。これらが協業し国境を越えたイノベーションを起こすことで、今後ユニコーン企業に発展していく可能性は十分にあると考えています。

東海エリアの製造業出荷額は、全国の4分の1を超えるというデータもあり、製造業に特に強いエリアと言えます。

「オープンイノベーション×グローバル」のアプローチで、製造業の付加価値を高め、ディープテック(研究を通じて得られた科学的な発見に基づく技術)系のベンチャーを支援していきたいと思います。また2024年秋には、日本最大のオープンイノベーション拠点であるSTATION Ai(愛知県名古屋市)も開業予定です。このSTATION Aiを中心として、東海地区のスタートアップエコシステムはさらに活性化されていくと考えられます。

その土壌として、製造業 × スタートアップ × 学術機関のイベントやネットワーキングにも携わっていきたいと思っています。

参考:https://adv.chunichi.co.jp/adfile/%E6%84%9B%E7%9F%A5%E7%9C%8C%E3%81%AE%E8%A3%BD%E9%80%A0%E5%93%81%E5%87%BA%E8%8D%B7%E9%A1%8D%E3%81%AF42%E5%B9%B4%E9%80%A3%E7%B6%9A%E5%85%A8%E5%9B%BD1%E4%BD%8D/

Q

現在、国や自治体もスタートアップの支援に前向きな姿勢を示しています。それらの動向についてどうお考えでしょうか。

国レベルでは、2022年11月に岸田政権がスタートアップ育成5か年計画を発表しました。現在、日本のスタートアップへの投資額はおよそ8000億円と言われていますが、この計画では5年間で投資額を10兆円に引き上げるというものです。国を挙げてスタートアップへの支援が加速していることからも分かる通り、イノベーティブな人材の育成、資本市場の充実、税制改正など多くの施策がこれから打ち出されていくと考えられます。

一方、起業家が増え多くのスタートアップが生まれたとしても、グローバル展開を行わず国内市場のみにフォーカスしてしまうと、ユニコーンレベルに到達することは難しいでしょう。起業家たちは士業・中堅中小企業・大学・起業家同士とも協業することにより、新たな価値を創造し、会社の成長に繋げることができます。グローバルランチャーズは、このような海外展開やネットワーキングや土壌を整備し、革新的な技術を持つ企業が真価を発揮できるような支援を進めていきたいと考えています。

Q

岸田さんを含め、グローバルランチャーズには士業の方、海外ビジネスの専門家などプロフェッショナルが揃っています。どのような強みがありますか。

弊社は、『グローバルに挑戦する人と企業の可能性を切り拓く』士業ネットワークと銘打っています。「士業ネットワーク」と言う言葉からも分かる通り、公認会計士、税理士、弁護士、弁理士、行政書士の他、貿易事業経験者、インドビジネス、ミャンマービジネスの専門家、海外IPOの専門家、企業理念策定、プレゼンの専門家など、各ビジネス分野の第一人者の方々にもご参画いただいています。

弊社にご相談いただくことで、適切なプロフェッショナルによるアドバイス・コンサルティングを受けられるため、スタートアップ企業の新たな可能性を引き出すことができます。

メリット
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ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。テキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキスト...。テキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキスト...。テキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキスト...。
Q
岸田さんのこれまでのご経歴・キャリアについて教えてください。

私は広島県に生まれ、中央大学商学部会計学科を卒業後、1991年に公認会計士となりました。KPMGセンチュリー監査法人(現あずさ監査法人)にて会計監査業務に従事し、CTC(現伊藤忠テクノソリューションズ)の上場準備室、リクルートにて連結決算体制導入のプロジェクトリーダーなど様々な現場で会計士として働きました。

CTCではネットバブル当時の2000年に東証一部に直接上場しましたが、私は上場準備室のメンバーとして入社し、連結システムのゼロから立ち上げ、申請書類の作成、監査法人、証券会社対応をしていました。事業も急成長しており会社も勢いがあり、とても良い経験ができました。

その後にリクルートに転職しますが、当時はまだ事業再建中で上場はまだまだ先といった状況でしたが、決算早期化対応と連結会計のシステム導入のプロジェクトを担当しました。社員の能力とモチベーションの高さには凄いものがあり、仕事に対する姿勢やこだわりなど多くのことを学びました。その後、子供が生まれたことをきっかけに地元に戻り、あずさ監査法人広島事務所にて5年間会計監査業務に従事しました。

広島での仕事にも慣れてきた頃、自動車会社の監査で米国会計基準の監査を担当する機会があり「海外で働いてみたい」と思うようになりました。これは東京にいた時には一度もなかったのですが、地元に帰ったからこそ「まだ自分が経験したことのないフィールドに挑戦してみたい」という想いになったのだと思います。

地方事務所から海外赴任のケースはなかったのですが、本社の海外人事の方から「君は海外向きだね!」ということを言っていただき、チャンスをゲットすることが出来ました。

台湾では、日系の台湾進出メーカーに対して海外子会社の監査、移転価格対応、J -SOX導入などの支援を、現地のプロフェッショナルメンバーとともに担当しました。その後はPwC台北に現地採用で転職し、台北から天津、北京と異動して日系自動車メーカーを中心とする企業への監査、税務、コンサルティング業務に従事し、トータル5年間の海外勤務の後、帰国しました。

Q

帰国後は、どのような経緯でグローバルランチャーズを設立されたのですか。

台湾、中国を経た2012年に、ちょうどM&Aにより日本(名古屋)に進出をしていたテバ製薬(イスラエル最大の製薬企業)に経理・USSOX部長として転職し、買収後のPMI、本社向けのUSGAAPでのレポーティング、USSOX導入、SAPの導入プロジェクト、武田薬品との合弁会社設立プロジェクトなどを担当しました。名古屋本社で5年間勤務した後、1300人を超える製造拠点である高山工場のファイナンス部門のヘッドとして4年間勤務し、イスラエルへのレポート、中期計画策定、予算実績管理、KPI管理、原価管理、歩留管理といった製造部門生産性改善の取り組みを担当しました。

その後、工場が売却されることになったことを機に転職を決意し、東京に本社を置くバイオベンチャーのCFOに就任し、財務・経理・IT・総務・SCMを統括しSAPの導入、決算早期化、事業計画策定、内部監査制度の導入等に携わりました。

その後一度名古屋に戻りコンサル会社に勤務した後に、グローバルランチャーズの前身となる合同会社をスタートし、IPO準備会社の非常勤でのCFO業務を開始しました。その仕事を通して「日本の若者、スタートアップはもっと海外にどんどん挑戦するべきではないか」という想いを持ち、そして私自身も「グローバル × 公認会計士」をバックグラウンドに持っていることもあり、これから残りの人生をかけた新たな挑戦として、グローバルランチャーズを設立することとなりました。

Q

岸田さんとお会いした際に印象的だったことが、ご自身のお名前を本名の「高明」ではなく「ブライアン」と名乗られていたことです。ブライアンと言うニックネームの由来を教えていただけますか。

先ほど申し上げたように、私は台湾や中国にて働いていました。日本ではあまり馴染みのない慣習ですが、現地で会う台湾人や中国人は英語名で呼び合うことが多いですね。(ちなみに私の職場では100%でした!!)

 

ほとんどの日本人は現地でも日本語の名前を使いますが、私は「郷に入れば郷に従え」ということで、私の苗字である「Kishida」は海外の方にとっては発音しにくく、覚えにくいものではないか、と思いイングリッシュネームを使うことにしました。海外の人は、特に自分と関係のない単語であっても、響きが好きというだけで自分の英語名をつけることもしばしばあります。そこで、私の名前である「高明」の「明るい」という部分から「Bright」と連想し、「Brian(ブライアン)」という名前を使うことにしました。その後、現地の日本人からも「ブライアン」と呼ばれ、台湾、中国では、社内のメールアドレスや名刺も全て「Brian Kishida」で通していました。

実は台湾時代にJAZZの演奏にハマっていたのですが、帰国後も音楽活動をしている時は「ブライアン岸田」という名前で活動し、知り合いのミュージシャンたちはみんな今でも「ブライアンさん!」と呼んでくれてます。

調子に乗ってスタートアップのイベント等でも「ブライアンです!」と言っていたところ、どうやら怪しい人だと思われてしまったらしく、それからしばらくはイングリッシュネームは封印して名古屋では岸田高明と名乗ることにしました(笑)

これから海外のスタートアップとの交流が盛んに行われるようになってくると、コミュニケーションの円滑化のために是非皆さんにもイングリッシュネームを使うことをお勧めしたいと思います。

何をつけていいか悩んだ際には是非私にご相談ください! テンションが上がるかっこいい名前を一緒に考えましょう!!

メリット
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ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。テキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキスト...。テキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキスト...。テキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキスト...。